ネットワーク機能を使うための接続や設定/インターネット接続設定例/クラウドサービス「TimeOn」を使う。動画配信サービスを使う。


(対象製品)テレビ全般
※インターネット接続自体は、機種全般(P2シリーズ、19A8000、22A8000、22A9500除く)ですが、インターネット動画サービスやレグザリンク・ダビング対応などコアなネットワーク機能を実装するモデルは限定的です。
※リモコンのボタン表示名や設定メニュー項目名称は、製品により多少異なる場合があります。 また、製品仕様によりご利用できる機能が異りますので、お使いの製品の取扱説明書も合わせてご覧ください。

本製品は、インターネットに接続することで、次のような機能がご利用いただけます。

●レグザクラウドサービス「TimeOn」やネット動画配信サービス(Netflixやyoutubeなど)を利用する。(一部の高性能モデルが対象)
●データ放送の双方向サービス(インターネットを利用した双方向サービス)。
●本製品の最新ソフトウェアを東芝サーバーからダウンロードする。最新ソフトウェアのダウンロードは、放送電波で行われることもありますが、期間が決まっておりいつもできるとは限りません。 一方、インターネットサーバーではいつでもダウンロード更新ができます。

これらの機能をご利用するためのネットワークの接続と設定をご案内します。


インターネット常時接続環境が整っていますか?

[0]ブロードバンドルーターは、PPPoE設定ができていますか。

インターネットご利用にあたっては、インターネットサービスプロバイダーとのご契約とBフレッツやADSLなどの回線契約が必要です。今般では、これらがセットになっていることも多くあります。
 ご契約後に、実際にインターネットに接続してさまざまなサービスをご利用する(たとえば、Webブラウザでホームページを見る)にはまず、インターネットサービスプロバイダーとのPPPoE認証が必要です。本稿では、ルーターにPPPoE設定が正しく入力され、インターネット常時接続ができていることを前提としています。

インターネットに接続するためのPPPoE認証のユーザIDとパスワードおよびDNSサーバーアドレスは、ご契約のインターネットサービスプロバイダーから発行されます。 これらをあらかじめルーターに設定しておくことで、ルーターに接続する各クライアント機器でルーターを通じてインターネット常時接続ができるようになります。 ルーターの設定とその確認は、接続したパソコンから行います。


ホームネットワークの接続例

[1]本製品や東芝レコーダー、チューナなどをブロードバンドルーターに接続する例


本製品のネットワークの接続は有線LANか無線LANかのどちらかを選択します。有線LANと無線LAN両方同時には使用できません。
※有線LAN、無線LANが選択できるのは、無線LAN対応製品に限ります。
※本製品以外のネットワーク接続の方法は各製品の取扱説明書をご覧ください。


ネットワーク設定で割り当てるIPアドレスの設定例。

●ここからはテレビをネットワーク接続するための設定例です。 [2.1a]はLANケーブルで有線接続する場合、[2.1b]は無線接続する場合の設定例です。接続方法に合わせて設定してください。

[2.1a]本製品をLANケーブルを使ってルーターに接続する場合。

(1)本製品をルーターにLANケーブルで接続します。


※LANケーブルは、カテゴリ5、5e以上のストレートケーブルをお使いください。
※図では省略していますが、本製品以外の機器も同じように接続します。

(2)ネットワーク接続の設定を行います。

(2.1)[設定]ボタン押下→【初期設定】→【ネットワーク設定】の順に進みます。

(2.2)接続タイプを【有線LAN】にします。

無線でLAN接続する場合は、[2.1b]をご覧ください。

(2.3)つづいて、【IPアドレス設定】と【DNS設定】を自動取得に設定します。

IPアドレス自動取得を【する】に変更すると、自動的にDNS設定も自動取得【する】になります(自動設定されます)。


※IPアドレスやDNSアドレスは、ネットワーク状態に応じて自動取得しますが、初めて設定したときは取得されるまで数分時間がかかることがあります。

自動取得されるIPアドレスについての解説は、後述の『[2.2](参考)各製品に割り当てられるIPアドレス(有線LAN、無線LAN共通)』をご覧ください。


[2.1b]無線LAN接続する場合。

無線LAN接続するには、IPアドレスの設定に加えて無線LAN接続の認証設定が必要です。

(0)あらかじめ、パソコンで無線LAN対応ルーターの無線LAN接続認証設定を確認しておきます。

多くの無線LAN対応ルーターは、パソコンからWebブラウザをつかって基本設定にアクセスできます。ここから、無線LAN対応ルーター(接続される側)の無線LAN接続認証設定で「SSID」、「無線LAN接続方式および暗号方式(WPA2/AES、WPA/TKIPなど)」と「無線LAN接続のセキュリティキー」をメモしておきます(セキュリティキーは、パスフレーズ、無線LANパスワードと呼ばれる場合もあります)。 これらをもとに本製品やその他の無線LAN接続機器(接続する側)の設定を行います。

(1)無線LANを含むネットワーク設定をするには、[設定]ボタンを押して、【初期設定】→【ネットワーク設定】の順に進みます。

(2)接続タイプを【無線LAN】に変更します。

(3)次に【無線LAN設定】に進み、【自動設定】を選び[決定]ボタンを押します。

以下の説明は、ネットワーク(SSID)を自動検出する場合です。これは、無線LAN対応ルーターがSSIDを公開している場合に限ります。SSIDを非公開(ステルス)にしている場合は、ここで【手動設定】を選び、SSIDもふくめて指定します。

(4)検出されたネットワーク名(SSID)から、接続先として無線LAN対応ルーターに設定されているSSID(最初に控えておいた無線LAN対応ルーターのSSID)を選び[決定]ボタンを押します。 次に無線LAN認証の設定に進むので、ここで、セキュリティ(WPA2、WPAなど)、暗号方式(AES、TKIPなど)、暗号キーを入力してから、最後に【設定完了】をフォーカスして[決定]ボタンを押します。

暗号化方式は、「WPA2/AES」や「WPA/TKIP」のようにセキュリティのレベルが高い暗号方式を利用することをおすすめします(無線LAN対応ルーター側の設定)。キーインデックスはセキュリティがWEPのときに利用されますが、WEP方式はセキュリティレベルが非常に低いのであまりおすすめできません。

(5)【802.11n高速通信機能】を任意で設定します。ルーターがIEEE 802.11n高速通信に対応している場合、【使用する】に変更するとより高速な通信ができるようになります。

(6)([戻る]ボタンを押してネットワーク設定に戻ってから)IPアドレス設定を、自動取得するに変更します。

ここでは、無線LANルーターに接続することを想定していますので、IPアドレス、DNSは自動取得する場合を想定しています。

(7)設定完了後は、[終了]ボタンを押してメニューを閉じます。


[2.2](参考)各製品に割り当てられるIPアドレス(有線LAN、無線LAN共通)

図の例のように、ルーターのLAN側IPアドレスが「192.168.11.1」、サブネットマスクが「255.255.255.0」になっている場合 (IPアドレスとサブネットマスクはまとめて「192.168.11.1/24」と表されることもあります)、
このときのルーターに接続する機器の
【IPアドレス】は、「192.168.11」までは共通になり、一番最後の部分が「2」~「254」で割り当てられます。

たとえば、「192.168.11.1」はすでにルーターが使っているので、各接続機器には、「192.168.11.2」、「192.168.11.3」、…、「192.168.11.254」のように割り当てられます。 「192.168.11.255」は特殊なアドレスなのでクライアント機器には割り当てられません。

【サブネットマスク】は、ルーターと同じく「255.255.255.0」になり、
【デフォルトゲートウェイ】と【プライマリDNSアドレス】は、ルーターのIPアドレスとして設定されている「192.168.11.1」が入ります。
サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、プライマリDNSアドレスは、このネットワーク(ルーター)に接続するすべての機器で共通になります。

ルーターのLAN側IPアドレス設定はあくまでも一例です。 ルーター各製品によって初期設定値が異なり、それにあわせて接続機器の設定される値の結果が多少異なります。 お持ちのルーターによって「192.168.0.1/24」や「192.168.1.1/24」、「192.168.100.1/24」など、異なることがあります。 また、各接続機器に割り当てられるIPアドレスもルーターに設定されている【DHCP範囲設定(DHCP Scope)】により異なる場合があります。


(こんなときは…)

(ケース1)インターネットブラウザでホームページを開くことができない。パソコン(テレビ以外の機器)ではホームページを見ることができる。

ルーターに対してPPPoE設定が正しくできていない可能性がります。パソコンは、WindowsやMacOSなど基本ソフトにPPPoE認証ソフトが標準でインストールされており、これを利用してインターネット接続が確立されていると考えられます。 一方、テレビは、PPPoE設定がありませんので、あらかじめルーターに対してPPPoE認証設定ができていなければインターネット接続ができません。ルーターのPPPoE設定に、ご契約のインターネットサービスプロバイダーが指定するユーザIDとパスワードが正しく入力されていることをお確かめください。

(ケース2)インターネットブラウザでホームページを開くことができない。パソコンなど別の機器でも同じくホームページが見られない。

ルーターにDNSサーバーアドレスが正しく設定されていないか、接続先のDNSサーバーが正しく動作していない、または、ネットワーク障害が起こっている可能性があります。 まずは、ご自宅のネットワーク機器同士が正しく通信できることとルーターに(インターネットサービスプロバイダーが指定する)DNSサーバーアドレスが正しく入力されていることをお確かめください。 DNSサーバーアドレスに間違いがないときは、接続先DNSサーバーがダウンしている場合も考えられますので、ほかのホームページが見られるかをお確かめください。また、ネットワーク障害に関しては、ご契約の回線やサービスプロバイダーにご確認ください。

ご自宅のネットワーク通信疎通を確認するには、パソコン(Windowsなど)のコマンドラインからルーターやテレビにあててpingを実行します。ルーターのIPアドレスが192.168.11.1の場合次のように入力します。

(例)ping 192.168.11.1

↓(実行後例、Windows7のコマンドプロンプト)
192.168.11.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=127
192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=127
192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=127
192.168.11.1 からの応答: バイト数 =32 時間 =1ms TTL=127

192.168.11.1 の ping 統計:
  パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
  最小 = 1ms、最大 = 1ms、平均 = 1ms

このとき通信ができた場合は、通信にかかった時間などが、逆に通信ができないかった場合は、タイムアウト(パケットロスト)したと表示されます。 上例では、通信にかかった時間が1ms(1ミリ秒)で4回とも応答しているので通信疎通は問題なしと判断できます。 通信疎通は、パソコンからルーター、さらに、パソコンからルーターを経由したテレビまでのping応答があるなしで、通信が正しくできていることを確認できます。 ただし、機器によってはping応答を遮断する機器もあります。

(ケース3)通信ができない。IPアドレス、サブネットマスクがそれぞれ「168.254.x.x」(xは適当な数字)、「255.255.0.0」になっている。

IPアドレス「169.254.x.x」は、クライアント側でIPアドレスを自動取得設定しているにもかかわらず、DHCPサーバー(ルーター)からIPアドレスが割り当てられなかったときに生成される特殊なアドレスです。 本例のように、ルーターからIPアドレスが自動的に割り振られる環境で起こっている場合は、ルーターとの通信ができていない可能性があります。LANケーブルの接続をお確かめください。

(ケース4)ネットワークの通信速度が遅い。ストリーミング動画再生がカクカクする。

原因は多岐にわたります。まず、ご自宅のネットワーク環境において通信帯域を占有する機器がないかお確かめください。
 本製品は、有線LANでは最大100Mbps(100メガビット毎秒=12.5メガバイト毎秒)で接続します。今般では、ルーターのスループットやインターネット回線速度は向上しており、これらが100Mbps以上ということも珍しくはありませんが、最終的には(本製品との通信の部分で最大でも)100Mbpsに絞られてしまいます。 また、インターネット接続の回線速度とは、通常ご自宅から最寄りの基地局までのベストエフォート(理論的な最大値)を指しており、それよりも先の経路、接続先までの通信経路、によってその速度は大きく変動してしまいます。インターネットの性質上そのときどきによって通る経路が異なりまた、接続先の混雑具合などによっても通信速度は大きく増減します。

 無線LAN通信について、IEEE 802.11nのように有線LANよりも早い通信規格もありますが、これも理論的な最大値なので、常に最大速度で通信するわけではありません。無線LANは、別の無線LAN通信(や無線LAN以外の通信)など周囲の影響を受けて極端に速度が下がるまたは、通信が遮断されることがあるので、平均的な通信速度は有線LANの方が上回ることがあります。 とくに、動画配信サービス(ストリーミング動画の再生)のご利用にあたっては、通信の瞬間最大速度よりも平均速度(安定した通信)のほうが重要になります。

●無線LAN接続では、無線AP(無線LANルータ)は、「MIMO(マルチインプットマルチアウトプット)」や「MU-MIMO(マルチユーザ-)」に対応している製品が良いです。 今般では、おおむね「MIMO」対応になってきていますが、無線LANクライアント機器を複数同時利用する環境では、「MU-MIMO」対応している無線APのほうが通信が安定します。
●無線LAN接続の2.4GHz帯と5GHz帯について…通信の安定性を図るなら5GHz帯がよいです。ほとんどの環境では、2.4GHz帯の通信は無線LAN以外にも無数に飛び交っていますので、無線LAN通信に悪影響が出ます。 ただし、5GHz帯の無線LANに切り換えると、無線LANクライアント機器によっては、2.4GHz帯にしか対応しない製品もあるので、このような機器は通信ができなくなります。また、5GHz帯のデメリットとして、2.4GHz帯よりも障害物(壁など)に弱くなります。

(ケース5)インターネットを含めすべての通信ができない。ルーターの調子がおかしい(ルーターの各種インジケータランプが点滅している)。

ルーターが不調になっている可能性があります。
 今般ではインターネット常時接続が一般的になり、ルーターは常に動作しつづけます。これにより、一時的に動作不良を起こしている可能性があります。たとえば、ルーターが不調時にアクセスランプを含めそれ以外の各種インジケータランプが点滅して(不調を)知らせる製品もあります。このようなときは、ルーターの電源をオフにしてしばらく時間おいてからあらためて電源を入れ直してください。

(ケース6)インターネットを含めすべての通信ができない。テレビの【ネットワーク設定(通信設定)】でIPアドレスが入っていない。

ルーターと通信ができていません。または、まだ、通信が確立できていません。もう一度接続を確かめてください。

(ご注意)一部の製品で、HDMI接続でレグザリンク・ダビングができる製品がありますが、HDMI接続でのレグザリンクダビングを有効にするとLAN端子接続が無効になってしまいます。

対象製品:
(テレビ)X3/XS5/Z3/ZP3/ZT3/ZG2/Z2/X2/XE2シリーズ、
(レコーダー)DBR-Z250/Z260/Z150/Z160、DBR-M180/M190、
 RD-BZ810/BZ710/BR610、RD-X10、RD-BZ800/BZ700/BR600